
棚橋 克臣 Tanahashi Katsuomi
①単価②受注スピード③集客UP戦略マーケティング実行支援の専門家
中小企業診断士(一般社団法人埼玉県中小企業診断協会 正会員)
・1987年に神戸市のクリーニング自営業(家族経営)に誕生
・2012年 広島大学大学院 工学研究科 化学工学専攻卒
大学時代4年間携帯販売アルバイト、トップセールスを記録
さらに家庭教師3年間で10名受験指導し、志望校合格率100%
・大学院を卒業後、東京の一部上場化学企業にて
樹脂の用途開発/テクニカルサポートエンジニアとして
キャリアをスタート(2級射出成形技能士/危険物取扱者甲種)
・2016年からは全社の戦略マーケティング部門に所属し、
事業横断戦略の立案および戦略マーケティング企画/実行に従事
・2021年からは売上45兆円の自動車メーカー担当
全社グローバルマーケティング責任者に就任
ご挨拶
初めまして! ①単価②受注スピード③集客UP 戦略マーケティング実行支援の専門家
棚橋 克臣(たなはし かつおみ)です。
この度はホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
埼玉県上尾市在住で、埼玉県内および東京都内(WEBのみ対応完結であれば全国)の中小企業、小規模事業者、個人事業主を対象に、売上拡大のための戦略マーケティングの実行支援を行っています。
素晴らしい商品・サービスが理想のお客様に選ばれ経営者が豊かさと充実感を得るお手伝いをしたい
私は、日本企業の99%以上を占める中小企業の経営者の「想い」がたっぷり詰まった素晴らしい商品・サービスが世の中(日本国内、さらには海外まで)へ広がっていくことで、日本はもっと明るい国に生まれ変わると信じています。
経営者の「想い」は、働く従業員の活力を生み、日本全体を明るく照らしていく原点となります。
そのためには、素晴らしい商品・サービスがお客様から選ばれ、売上を確保し、企業が永続していくことが必要です。
こうした明るい国、元気な日本を創るために、私は、中小企業の社長、小規模企業社長、個人起業家に対して、これまで自分自身が経験してきた対人接客を中心とした経験、業務の中で身に着けてきた超効率的な戦略マーケティングの知見を組み合わせた伴走支援を行っています。
平凡だが幸せな日々 ~1995
1987年に神戸市のクリーニング自営業(家族経営)の長男として生まれました。裕福ではないながらも、商売人の家でしたので、両親はいつも家におり、毎日19時に家族全員で食卓を囲むという生活。子供ながらにいつも側には両親が居て安心しながら過ごせていたように思います。土日は両親の趣味のテニスに連れて行ってもらい、平凡ですが今考えればとても有難い、幸せな日々を過ごしていました。
突如天災によって壊された商売・生活 1995~
しかし、1995年1月17日5時46分、阪神・淡路大震災が発生し、神戸の街を襲いました。私の自宅も神戸市の中心部で、当時私は祖母と弟と寝ていましたが、絶え間なく続く余震の中、震えながら机の下に潜って地震が止まることを祈っていたことを今でも鮮明に覚えています。
即日で、ライフラインである電気・ガス・水道が止まるなど、商売はもちろん生活面でも甚大な被害を受けました。生活をどう立て直すか、木造建築で半壊し強度剛性が低下した全壊リスクがある家に住み続けられるのか、先行きが見えない大きな不安が家、両親を包んでいました。
また、街全体が壊滅的な被害でしたので、お客様もクリーニング出しどころではなくなっており、商売面でもお客様が戻ってくださるのか、お預かりしている品物を清潔に保ち適切に管理しなくては、など父は経営者として、非常に厳しい、大変な時期を過ごしていました。
ただし、そんな中でも幼い私へ不安な姿を見せず商売の大黒柱として一生懸命に家を支えてくれていました。祖母、母は家庭内の大黒柱として、安心する家を作ってくれていました。私が今、幸せに健康に暮らせているのも、両親のおかげです。心の底から尊敬、感謝しています。
競合の低価格大手企業の商圏拡大・家庭用洗濯機の進化による商売への大影響
被災し破損した設備の更新や家の建て替え着手など大きな出費が突如生まれ、借入増など資金繰りは非常に厳しいものになりました。厳しい状況の中、売上を拡大していく必要がありましたが、競合の低価格大手クリーニング企業が近隣へ出店、さらには家庭用洗濯機の進化により、お客様数は大きく減ってしまいました。
ブレずに続けた高価格・高品質洗濯サービスの差別化戦略
そんな厳しい状況の中、父は競合の低価格路線に合わせることなく、高品質な洗濯技術を信頼してくださっている常連のお客様を大切にしつつ、そのお客様からの紹介で、新規の法人(ハイブランド衣料等)の受注を伸ばしていきました。そのおかげで、苦しい事業環境の中、売上拡大を実現させ、無事に大学/大学院へ進学することができました。まだ未熟ながらにも、戦略の大切さを感じた瞬間でした。
しかしながら、売上拡大までには至りませんでした。新規顧客の継続的な獲得ができず、だんだんと売上は低下していきました。「儲からないから、継がせない。サラリーマンになれ!」と強く言われたことを今でも克明に覚えています。
国立理系の大学・大学院で学んだ理論・数字を押さえる大切さ
数学は苦手でしたが、化学の面白さ、その可能性に惹かれ広島大学工学部三類(化学・バイオ・プロセス系)に進学しました。なにぶん、数学は苦手でしたので大学・大学院の勉強は困難を極めましたが、両親の姿から学んだ「一度決めたらやり抜く、諦めない」というポリシーを胸に、非常に難しい理論を自分なりに解釈し、難しい試験問題を何度も解く、解法を細分化し分析する、すなわち「解きほぐす」ことを重ねることで、大学院卒業まで乗り越え続けることができました。その苦しい日々の中で、今起きている現象を理論で捉える癖と大切さが身に着いたように、今振り返ると感じています。(当時は単位取得で必死でしたが‥笑)
そして意外なことに、この経験/知見は携帯電話販売および家庭教師のアルバイトの成果に直結しました。高齢の方々や中学生は、月々の支払/本体価格値引き/期間限定キャンペーンが絡んだ複雑で難解な購買契約や人生で初めて学習する新規の内容について、腹落ちするまで理解するのが非常に困難です。
そんな中、お客様に目線の高さを合わせて現状の課題感やどの点が理解が難しいのか、理解を深めたい、嬉しい気持ちになるポイントはどこなのかを対話を重ねて見出しつつ、難解な内容を解きほぐして説明していきました。その結果、中四国地区の某家電量販店においてトップセールスを記録、家庭教師志望校合格率100%を達成することができました。
どちらも、お客様、すなわち相手がいる仕事です。相手が決めるという前提/ルールにおいては必ずしも自身の取り組み/努力が成果に結びつくわけではありません。ただし、なぜこうなるのか、定量的にどうなのかを納得できたとき、お客様の頭の中がクリアになり、気持ちよく意思決定をしていただけると考えています。この気持ちよい関係=信頼関係が築けたおかげで成果に結びついたのだと信じています。
企業人となり、射出成形用プラスチックエンジニアとしてキャリアをスタート
2012年に入社後、射出成形用プラスチックエンジニアとしてキャリアが始まりました。現場たたき上げの偉大な先輩方に囲まれ、原則は優しく、時に厳しく指導をいただく中で、特に自動車向けのプラスチックエンジニアの経験を積んでいきました。大手企業から中小企業まで、幅広いお客様を担当し、成形不具合の原因究明/報告レポート作成や新規素材の開発等、現場でヘルメットを被ってとにかくたくさんの案件を担当させていただきました。
この際も、大学・大学院時代に学んだ、現象を理論で捉える癖が役立ちました。「なぜこの現象が起きているのか?」「表面的な原因ではなく、真因は何か?」を考え抜き、真因を突き止めるための仮説を立てて、実験を行い結果という事実を基に仮説を検証、更なる実験を重ねて、結論にたどり着けた時にレポートを書き上げるなかで、誰もが分かる/納得いただけるカタチに落とし込む。やはり気持ちよい関係=信頼関係を構築していく、そんな仕事をさせていただいていたのだなと振り返って感じています。
また、この時に、お客様側のお立場、社内の製造現場の方々のお立場、協力が必須な素材解析技術エンジニアのお立場、上司のお立場等、様々なお立場の方々のお気持ち、建前/本音に寄り添い、最適解を最短で導く経験をたくさん積ませていただきました。
戦略マーケティングの道へ
2016年、全社部門へ異動し事業横断戦略マーケティングに取り組み始めました。自動車市場が対象で、約40製品/技術が入れ替わりつつ存在し、それらのマーケティング戦略を、各営業部門/技術開発部門と協議し、強み/弱み/機会/脅威を整理しながら、セグメンテンテーション/ターゲティング/ポジショニングを考え、マーケティングプランに落とし込みます。社内外との調整の質/量ともにトップクラスに大変な仕事だと当時は感じていました。また、初めて設立された組織だったため、前例がない=成功事例が無い中での仕事です。そんな時にもこれまでの経験/知見、相手の立場を尊重し、徹底的に真因究明に向き合い、チームで解決策を見出し実行してきた経験が役立ちました。多数のビジネスおよびビジネスモデルと向き合う中で、目指す姿を考えること、目指す姿を実現するための手段=戦略を考えること、戦略に沿ってマーケティングプランを描き、描くだけで終わらせず実行をすることを実践し、体系立ったマーケティングの理論を実践に落とし込むノウハウを身に着けることができました。
さらに、社外の大手コンサルティングファームとの既存ビジネスの拡大および新規ビジネスの検討PJ等の経験を積む中で、思考の型や鉄則を学んでいきましたが、一方でビジネス全体を俯瞰し、事業を俯瞰し、ボトルネックを見つけてカイゼンしていくためには、マーケティングのみならず体系だった会社経営の知見を学ぶ必要性を痛感しました。そこで、働きながらの猛勉強を3年継続し、中小企業診断士を取得しました。
中小企業診断士の勉強を続ける中で、何度も自身のルーツである父のクリーニング業が頭をよぎりました。「もしあのとき、この経営知見があれば、戦略マーケティングの知見があれば、もっと売上を伸ばせていたかもしれない」「平日は夜遅くまで、土日はテニスを我慢して休みなしで、という日々ではなく、ゆとりのある暮らしができていたかもしれない」そんな風に思っていました。しかし、過ぎた日々は戻ってきません。今私ができることは、父のように儲からずに苦しむ経営者を減らし、毎朝飛び起きてしまうくらい人生を楽しみ尽くす大人を増やすことです。そんな風に思い、日々奮闘しています。
おわりに
もしあなたが、ご自身の経験/知識/スキルをもとに、また素敵な製品/サービスを伴ってビジネスを発展させてご自身および世の中を豊かにしたいと思っておられながら、売ることに対して苦手意識や課題感がおありでお困りのようでしたら、私の支援はあなたにぴったりのものとなります。
長文にもかかわらず、ここまでお読みいただきありがとうございました。
素敵な想いをお持ちの経営者様を今後も全力で支援して参ります。